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[ M&A戦略活用セミナーレポート ]

日時:平成19年5月9日(水)PM15:00-
場所:桂経営ソリューションズ株式会社
主催:株式会社M&Aトラスト

講演I 「M&A戦略のソリューション」

桂経営ソリューションズ株式会社
代表取締役会長 桂幹人氏

縦軸を持つことがM&Aの成功には必要

何のためにM&Aを考えるかというと、成長戦略の為のM&A、時間を買う為のM&Aというのは、理屈上あります。

桂先生の写真それでもM&Aの後、うまく行っていないクライアントが多いのはなぜでしょうか。大きな失敗要素は、社長自ら現場に行かず役員や社員を出向かせ自分の文化に染めたいと思っているからであって、そういうのでは成功しないです。自分で買った会社に出向き自分の文化に塗り替えていく。この作業が出来なければ成功はないでしょうね。 文化を塗り替えるのには時間が必要であって、購入の条件として旧社長に一年ないし二年、顧問という形で残ってもらって、その期間で軟着陸を目指す事が必要ですね。 購入後の戦略を間違えると、一から自分で事業を立ち上げたほうが早いという事がままありますのでね。

M&Aで一番忘れてはいけないことは、購入した会社はあるスパイスをかけないと伸びないということです。これ以上成長戦略取れないという所で会社は売られるわけですから、単純にシェアが上がるという安直な気持ちではシナジーが生まれません。 まず買う側の会社は縦軸というものを持って、軸を持って自社も買った会社も成長させることが必要です。本社がもっと儲かるという戦略を持って、自社と買った会社にはめこむことですね。

着地のイメージが必須

お買いになる企業がどこまで行きたいのか話せないのなら買ってはいけません。どこまで行きたいのかというイメージ、売り上げ規模、着地のイメージがあった上で縦軸があり、買った先に当てはめることが出来れば成長戦略を一緒にとっていくことが出来るでしょう。

これからのM&A

これからのM&Aは商品を自分で作っていくという発想がないとうまくいきません。公開するつもりで事業を再構築するといい会社になっていく必要があります。

ぜひ、売る作業、成長戦略のとれる会社につくり上げてお売りになってください。

買う側売る側、お互いWinWinの関係にしないとM&Aというものは成功しません。これからはM&Aの時代と盛んに言われていて、「M&A」という言葉がが一人歩きしているように思えます。 売り買いのしっかりした戦略、その強さがないのに売買するのは愚の骨頂と言ってもいいですね、こうした点に十分気をつけて、今後の戦略を検討してください。

M&A成功の秘訣

○ 現状、自分の会社の着地点をどこに持っていきたいかはっきりさせる。
○ お客さま目線で着地点を決定する。
その中で同業他社を買うことで、はじめて成長戦略がとれるわけです。 縦軸が出来てから買うこと、この点には十分注意していただきたいと思います。

講演II 「会社はどのようにして買うのか」

なぎさ監査法人 公認会計士 山根武夫氏

M&A認識の3点

山根先生の写真 1. ハイリスクハイリターンである。
M&Aは基本的に、メリットも大きい反面リスクも高い。特に中小企業は蓋を開けると何があるかわからない。リスクを具現化するのは買い手である。

2. 社長の強い気持ちで決定すべき。
M&Aがはじめての場合、専門家の意見に乗っかるように決めることが多いが、事業価値の見極めは社長自身で慎重に行うべき。

3. 案件と自社の経営戦略との整合性があるか。
整合性が見つからないのであれば買うべきではない。

以上の注意点、実務面では、

・ M&A検討手順
・ 経営戦略上の必要性検討
・ 基本合意までの検討
・ 事業価値の把握
・ DCF法による事業価値算定事例
・ M&A後の経営シミュレーション
・ デューデリジェンス
・ 契約書締結

これらの各項目を、事例を元にご説明いただきました。