M&Aとは
□ M&Aとは?
M&Aとは、Mergers(合併) and Acquisitions(買収)の略語で、直訳では企業の合併買収のことを言います。より正確には、企業における株式の譲渡・買収、営業の譲渡、合併、資本参加などを意味します。
簡単に言えば「M&A」とは、企業同士が合併したり、買収・売却したり、譲渡したり、株式を交換したりといった企業同士の行為を総称していう言葉です。
M&Aは、買い手側として、それが適正に行われれば、企業価値を高め、売り上げの増加につながります。また、売却益、後継者問題の解決、社員待遇の改善など、売り手側のメリットにも大きいものがあります。1990年前半年間500件程度だったM&Aの件数は、2006年には年間2000件を超えるなど、日本でも1990年後半からM&Aの件数は大きく増加してきており、今後は経営戦略の一つの選択肢として、多くの経営者の方に認知されてきています。
□ M&Aの形態
一口に「M&A」といっても、様々な形態があります。以下の表をご覧下さい。
| M&A | ||
| 買収 | 株式取得(資本参加) ・株式譲渡 ・新株引受 ・株式交換(株式移転) |
|
| 事業・営業譲渡 | ||
| 企業合併 | 吸収合併 | |
| 新設合併 | ||
| その他 | 会社分割 | |
| 業務提携 | 販売提携 | |
| 技術提携 | ||
| OEM提携 | ||
通常、M&Aは、その言葉の意味の通り、「企業買収」「企業合併」を意味しますが、広義には「業務提携」「OEM供給」なども含まれます。
事業譲渡
「事業譲渡」とは、文字通り、会社の特定の事業に関する財産を他の会社に譲渡することです。製品や設備、ノウハウやブランド、取引先など、特定の事業に関わる全ての財産が対象となります。
企業合併(新設合併・吸収合併)
合併とは、2つ以上の企業が1つの企業に統合されることをいいます。企業合併には、「吸収合併」と、「新設合併」の2種類があります。
「吸収合併」とは、合併の当事者となる会社のうちの一つの会社を存続会社として残し、もう一方の会社の権利義務を存続会社に承継させて消滅させるものをいいます(会社法2条27号)。実際に行われる企業合併のほとんどが、この吸収合併になっています。
「新設合併」とは、合併の当事者となる各会社を解散して、新たに設立する会社に全て承継させる方式をいいます(会社法2条28号)。この新設合併は、吸収合併に比べて手続きが煩雑になるため、あまり行われません。
業務提携
広い意味でのM&Aに含まれる「業務提携」とは、技術開発や販売活動の協力などを目的として会社間で協力関係を契約することをいいます。「資本提携」や「経営統合」に向けた準備段階として「業務提携」する企業も増えてきています。




